Evans & Suthrland

E&S。
OpenGL系ビデオカードのベンダという以外、筆者の知ることはないが、気が向いたらごそごそと書き加えてゆくことにしよう。
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REALimage1200
 OpenGL系グラフィックスチップセットで、2チップ構成。
 AGP2X対応で、この手のチップにしては珍しくVGA機能を持っている。
 RAMDACは外付け。
 フレームバッファ用に3DRAM、テクスチャメモリ用にCDRAMという、いずれも三菱系の特殊メモリを使用する。3DRAMはSGRAMやWRAMのようなグラフィックス用のコマンド拡張型メモリ、CDRAMはCache DRAMと呼ばれるアドレス保持用SRAMを統合したメモリとのことだが、筆者は詳しいことを知らない。
 OpenGL性能は同代のチップの中では低いレベルであったようだが、造詣のない分野だけにあまり触れないことにしよう。

・Evans & Suthrland Lightning1200
 フルサイズのAGP用カードで、レール用ガイドの付いた随分厳ついカードである。
 REALimage1200チップセットとRAMDACのTI製ViewPoint3026チップを搭載している。
 3DRAMを15MB、CDRAMを16MB搭載。CDRAMについては168pinDIMMとして搭載されている。
 2チップの内、AGP側のチップにはファンが取り付けられている。
 カード上に8層基板である旨が記載されている。
 OSはWindowsNT4.0とWindows2000に対応しており、画面のプロパティからアプリケーションにあわせて設定を変更する仕様になっている。この設定画面こそ出ないもののWindowsXPでも動作はするが、本来のOpenGLカードとしての用途は望めないだろう。
 DirectX6への対応も記載されているが、調査はしていない。
 一応、Windows2000,XPでマルチモニタのSlaveとして動作する事を確認した。
 表示性能は640*480〜1280*1024の各解像度で、32bit色のみ使用できる。コントラストに乏しい画ではあるが、視認性は悪くない。

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